2023.04.02
来年(2024)の春は浄土宗が開かれて850年となります。各浄土宗寺院や本山などで様々な法要や催し物が行われることでしょう。今月...
来年(2024)の春は浄土宗が開かれて850年となります。各浄土宗寺院や本山などで様々な法要や催し物が行われることでしょう。
今月の御朱印はその浄土宗開宗の文と言われる善導大師のお言葉の最後の部分。『順彼仏願故』(彼の仏の願に順ずるが故に)です。
【浄土宗開宗の文】
一心に専ら弥陀の名号を念じ
行住坐臥に時節の久近を問わず
念念に捨てざる者 これを正定の業と名づく
彼の仏の願に順ずるが故に
[現代語訳]
いついかなる時でも一心に「南無阿弥陀仏」とお念仏をとなえる。
これを毎日繰り返していくことが極楽往生を叶える確かな修行となる。
なぜなら私たちがお念仏をとなえて極楽に往生することこそ、阿弥陀仏の願いに他ならないのだから。
この命を終えたらどうなるのだろう――。
誰もが抱く不安に寄り添ってくださるのが阿弥陀さまです。
阿弥陀さまはまだ仏となる前、自分はこんな仏になりたい、と願われました。その願いとは、私たちの死後の行き先として極楽浄土を建立し、私たち一人ひとりをそこに迎え入れること。
阿弥陀さまはこの願いを実現させ、仏となられました。
極楽浄土は阿弥陀さまの功徳に満ち溢れた世界です。
誰一人として悩み苦しむ者はなく、みな幸せに包まれながら仏道を歩むことができると、経典には説かれています。 では、どうやって極楽浄土を目指せばよいのか。
阿弥陀さまは、「南無阿弥陀仏」とお念仏をとなえる者の極楽往生を叶えると願い、その願いを実現させています。 お念仏を、私たちと極楽浄土を結ぶ架け橋としたのです。
私たちは救いを求めその名をとなえるたび、私たちを極楽浄土に迎え入れようとする阿弥陀さまの願いに出会うことができます。
お念仏をとなえ続けることが、阿弥陀さまの願いとともに歩むことになるのです。
法然上人は、修行を重ねても煩悩を断ち切ることができない自分の身を嘆き、どのように仏道を歩めばよいか思い悩まれていました。
そうしたなか、中国・唐の善導大師が著した『観無量寿経疏(かんむりょうじゅきょうしょ)』の一節に出会います。 それが冒頭の「開宗の文」と呼ばれているものです。
この一節により法然上人は阿弥陀さまの願いに出会うことができました。
そしてお念仏をとなえ、み仏の願いとともに歩むことこそ我が仏道であり、同時に万人の仏道であると確信して浄土宗を開かれました。承安5年(1175)の春のことと伝えられています。
それからもうすぐ850年。
令和の世に生きる私たちも、お念仏をとなえるならば、み仏とともに歩むことができます。極楽浄土へと続く確かな道を歩むことができるのです。
(浄土宗HPより)


今月の御朱印はその浄土宗開宗の文と言われる善導大師のお言葉の最後の部分。『順彼仏願故』(彼の仏の願に順ずるが故に)です。
【浄土宗開宗の文】
一心に専ら弥陀の名号を念じ
行住坐臥に時節の久近を問わず
念念に捨てざる者 これを正定の業と名づく
彼の仏の願に順ずるが故に
[現代語訳]
いついかなる時でも一心に「南無阿弥陀仏」とお念仏をとなえる。
これを毎日繰り返していくことが極楽往生を叶える確かな修行となる。
なぜなら私たちがお念仏をとなえて極楽に往生することこそ、阿弥陀仏の願いに他ならないのだから。
この命を終えたらどうなるのだろう――。
誰もが抱く不安に寄り添ってくださるのが阿弥陀さまです。
阿弥陀さまはまだ仏となる前、自分はこんな仏になりたい、と願われました。その願いとは、私たちの死後の行き先として極楽浄土を建立し、私たち一人ひとりをそこに迎え入れること。
阿弥陀さまはこの願いを実現させ、仏となられました。
極楽浄土は阿弥陀さまの功徳に満ち溢れた世界です。
誰一人として悩み苦しむ者はなく、みな幸せに包まれながら仏道を歩むことができると、経典には説かれています。 では、どうやって極楽浄土を目指せばよいのか。
阿弥陀さまは、「南無阿弥陀仏」とお念仏をとなえる者の極楽往生を叶えると願い、その願いを実現させています。 お念仏を、私たちと極楽浄土を結ぶ架け橋としたのです。
私たちは救いを求めその名をとなえるたび、私たちを極楽浄土に迎え入れようとする阿弥陀さまの願いに出会うことができます。
お念仏をとなえ続けることが、阿弥陀さまの願いとともに歩むことになるのです。
法然上人は、修行を重ねても煩悩を断ち切ることができない自分の身を嘆き、どのように仏道を歩めばよいか思い悩まれていました。
そうしたなか、中国・唐の善導大師が著した『観無量寿経疏(かんむりょうじゅきょうしょ)』の一節に出会います。 それが冒頭の「開宗の文」と呼ばれているものです。
この一節により法然上人は阿弥陀さまの願いに出会うことができました。
そしてお念仏をとなえ、み仏の願いとともに歩むことこそ我が仏道であり、同時に万人の仏道であると確信して浄土宗を開かれました。承安5年(1175)の春のことと伝えられています。
それからもうすぐ850年。
令和の世に生きる私たちも、お念仏をとなえるならば、み仏とともに歩むことができます。極楽浄土へと続く確かな道を歩むことができるのです。
(浄土宗HPより)
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