2024.08.02

7月23日は、清水職業訓練協会清水畳組合の皆様にご協力いただき、ミニ畳づくりの講座を開催しました。若杉先生、佐野先生、松坂先生、小阪先生の4名にお越し...

7月23日は、清水職業訓練協会清水畳組合の皆様にご協力いただき、ミニ畳づくりの講座を開催しました。 若杉先生、佐野先生、松坂先生、小阪先生の4名にお越しいただきました。 天然のイグサを使ってミニ畳を作ります。 沢山の柄のヘリを、職人さんが持ってきてくれました。 素敵な柄で、迷ってしまいますね! 皆さんの手元には、様々な見たことのない道具があります。 始めに先生がお手本を見せてくれました。 みなさんとても真剣に見ています。 始めにイグサを貼り付けます。 部屋中にイグサのいい香りがしますね。 先生があらかじめつけてくれた線のところまで畳を引っ張り、画鋲で止めてタッカーで止めます。 タッカーが硬くて、力が要ります。 皆さん頑張って止めます。 反対側からも引っ張り、同じように止めます。 タッカーの針で固定するたびに、飛び出している部分は金槌で叩いて、針を押し込みます。 トンカチで針の部分をたたいて、凹凸がないようにします。 このひと手間で、仕上がりが違ってきますね。 次にヘリを畳につけます。 ヘリの表裏を確認して、裏を表にして、タッカーで止めます。 ずれないように、慎重に! だんだん慣れてきて、作業も素早くなってきました。 1つ1つの工程が出来上がると、「できたー!」と嬉しそうな参加者たち。 先生方も、1人1人に寄り添って、丁寧に教えて下さいました。 最後の工程は、ヘリに折り目をつけて、畳を包み込むようにして、ひっくり返します。 グイっと引っ張って、また画鋲で固定し、タッカーで止めます。 縁の端っこを止める作業のことを「角綴じ」と言います。 縁の布が重なり合って、厚くなってしまうところはきれいにハサミで切り落として、縁を折り返してタッカーで固定します。 職人さんに仕上げをしてもらって完成です。 ヘリがピシっとなっていて、素敵な仕上がりですね。 最後に職人さんに、畳のお仕事の話をしていただきました。 「おうちに畳はありますか?」 今回はミニ畳なのでタッカーを使いましたが、本当の畳ではミシンで縫い上げます。 畳の厚さも今回は15mmでしたが、55mmと厚くて、重たいそうです。 イグサは、天然の草なので香りもよく、湿気をとる機能があるので、天然の空気清浄機と言われているそうです。 畳の寿命は7.8年なので、張替えをしたりするのも畳職人さんのお仕事です。 畳に触れ、心がしずまりましたね。 おうちで大切に使ってくださいね! 清水畳組合の先生方、ありがとうございました。 次回の講座もお楽しみに。
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